今夏の参院選兵庫選挙区（改選数３）について、政治団体「チームみらい」は１６日、新人で会社役員の前田実咲氏（３３）を公認候補として擁立すると発表した。同選挙区への立候補表明者は１３人となり、２０２２年の前回選と並んで過去最多タイとなった。
同団体は、昨年夏の東京都知事選で得票５位だった人工知能（ＡＩ）エンジニアの安野貴博氏（３４）が今年５月に設立した。
前田氏は東京都出身。慶応大経済学部を卒業後、外資系日用品メーカー社員として神戸などで勤務した。退職後、昨年３月から精神科訪問看護事業などを展開する企業の役員を務める。
神戸市内で１６日に会見した前田氏は、社会保障制度の改革を主張。「医療費の自己負担率を年齢で区切るのでなく、医療の効果によって変動させる仕組みにしたい」と述べた。（田中宏樹、谷口夏乃）
