将棋の第38期竜王戦7番勝負第1局は3、4の両日、東京都渋谷区で指され、先手の藤井聡太竜王(23)=名人・王位・王座・棋聖・棋王・王将との七冠=が75手で挑戦者の佐々木勇気八段(31)を破り、5連覇に向けて白星スタートを切った。
今シリーズ、藤井竜王が防衛を果たせば連続5期獲得により、自身三つ目となる「永世称号」の資格を得る。竜王戦で、2期連続挑戦となった佐々木八段は初タイトルを狙う。第2局は16、17日に福井県あわら市で行われる。
竜王戦7番勝負は2日制で持ち時間各8時間。先に4勝した方が竜王を獲得する。