日本郵便は6日、米投資ファンドKKR傘下の企業間物流大手ロジスティード(旧日立物流、東京)と資本業務提携契約を結んだと発表した。約1400億円を投じ、親会社であるロジスティードホールディングスの発行済み株式総数の19・9%を取得する。配達拠点と顧客を結ぶ日本郵便のラストワンマイル配送と組み合わせ、物流事業を強化する。

 デジタル化などで郵便物の取扱量が減少し、日本郵便の2025年3月期連結決算は純損益が赤字に転落した。物流を新たな事業の柱に育てるため、トナミホールディングスを6月に買収するなどてこ入れを進めている。