ノルディックスキー複合男子で冬季五輪3大会連続メダリストの渡部暁斗(37)=北野建設=が23日、長野市内で記者会見し、来年2月にミラノ・コルティナ五輪が控える今季限りでの現役引退を表明した。「競技人生の始まりから終わりまでを堪能することができたと素直に思えた。晴れやかな気持ちで引退を決意することができた」と述べた。
長野・白馬高2年だった2006年トリノ大会で五輪初出場。14年ソチ、18年平昌両大会は個人ノーマルヒルで連続2位、22年北京大会は個人ラージヒルと団体でいずれも3位に。W杯複合では荻原健司と並ぶ日本勢最多の通算19勝を誇り、17~18年シーズンに個人総合優勝を果たした。