国土交通省は28日、兵庫県宝塚市の産業機械メーカー「新明和工業」の機械式立体駐車場について、マンションなどに設置された39都府県の508棟が国の認定基準に適合していないと発表した。屋根の耐火構造が認定基準と異なっており、建築基準法に抵触する可能性がある。速やかに改修作業や原因究明を行うよう指示した。
国交省によると、508棟は新明和工業が1994年12月から2025年7月に施工した立体駐車場。屋根と梁をつなぐ部材の厚さが国交相の認定基準よりも薄かったり、梁の取り付け方法が異なったりしていた。
都道府県別で見ると、愛知の84棟が最も多く、東京と大阪が各73棟、次いで福岡が52棟。

























