相次ぐクマ被害の防止に向け、秋田市は30日までに、クマを捕獲したハンターに1頭当たり1万円の報奨金を支給することなどを盛り込んだ緊急対策を発表した。現場に出動する猟友会員の報酬も現行の4千円から8千円に倍増させる。

 報奨金の支給は本年度限りで、狩猟期間の11月1日~来年2月15日までの捕獲が対象。個体数の減少を目的とし、全国のハンターにも協力を呼びかける。安定的な駆除のため、公務員としてハンターを募集・採用することも明らかにした。

 秋田市では市街地でクマの目撃が相次ぎ、今月27日には農作業中の女性(81)が襲われ、死亡する被害も出た。