記者会見を終え、写真に納まるYKKの堀秀充取締役(左)とパナソニックハウジングソリューションズの山田昌司社長=17日午後、東京都千代田区
 記者会見を終え、写真に納まるYKKの堀秀充取締役(左)とパナソニックハウジングソリューションズの山田昌司社長=17日午後、東京都千代田区

 パナソニックホールディングス(HD)は17日、住宅設備を手がける子会社パナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)の株式80%をYKK(東京)に売却すると発表した。構造改革の一環で、低収益事業を切り離す。2025年度末までの完了を目指す。

 国内で新築市場が減少する中、拡大するリフォーム事業や海外事業に力を入れる。

 ハウジングソリューションズ社の25年3月期の売上高は4795億円で、従業員数は約1万1千人。トイレなどの水回り製品や、ドアや収納といったインテリア建材などを展開している。YKKで住宅建材を扱う子会社YKKAP(東京)の25年3月期の売上高は5616億円。