「慈愛の心で助け合い」をスローガンに、天台宗の「全国一斉托鉢」が1日行われ、大津市の総本山比叡山延暦寺の山麓では、僧侶や天台宗務庁職員ら約100人が浄財を求め家々を巡回した。
午前9時ごろ、僧侶らはほら貝を響かせながら、開祖・最澄が生誕したとされる生源寺を出発し行脚。その後数人に分かれて家々を巡回し、無病息災を願ってお経を唱え、浄財を受け取った。
寺の近くに住む山形由奈さん(48)は、娘の瑠理果ちゃん(4)と一緒に浄財を渡し「子どもに何げない日常のありがたさを感じてほしい」と話した。
1986年から毎年開催しており、40回目。今年は1日を中心に、全国50カ所以上で実施する予定。
























