「頑張ったご褒美やね」。本の完成を喜ぶ新宅佑輔さん(右)と母の雅美さん=神戸市西区
「頑張ったご褒美やね」。本の完成を喜ぶ新宅佑輔さん(右)と母の雅美さん=神戸市西区

 小学3年から米作りに挑戦している神戸市西区の中学1年の男子生徒をモデルにした児童書が10月に発売された。タイトルは「おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました」(汐文社)。稲作の工程や田んぼの生き物について楽しく学べる一冊に仕上がり、本人は「友だちや、たくさんの人に見てほしい」と話す。(名倉あかり)

 主人公は、「ゆうちゃん」こと、新宅佑輔さん(12)。地元農家の中井知広さん(63)の作る米のおいしさに感動し、弟子入りして米作りに励むノンフィクション作品だ。