「神戸は青春の地。劇団をつくった、始まりの場所」と語るウォーリー木下さん=西宮市高松町、兵庫県立芸術文化センター
「神戸は青春の地。劇団をつくった、始まりの場所」と語るウォーリー木下さん=西宮市高松町、兵庫県立芸術文化センター

 国内外で活動する演出家のウォーリー木下さん(53)は、神戸大学在学中に阪神・淡路大震災で家屋の下敷きになり九死に一生を得た。これまであまり公に語ってこなかったこの経験を基に創作した舞台「1995117546」を13、14日、西宮市の兵庫県立芸術文化センターで上演する。「自分のことを初めて描く作品で恥ずかしさもあるが、新たな表現に取り組める喜びを感じている」と語る。(小尾絵生)