米国のウィットコフ和平交渉担当特使らと会談するロシアのプーチン大統領(右)。左はウシャコフ大統領補佐官=2日、モスクワ(スプートニク提供・ロイター=共同)
 米国のウィットコフ和平交渉担当特使らと会談するロシアのプーチン大統領(右)。左はウシャコフ大統領補佐官=2日、モスクワ(スプートニク提供・ロイター=共同)

 【モスクワ、キーウ共同】ロシアのウシャコフ大統領補佐官は7日にロシア国営テレビが放映したインタビューで、トランプ米政権が提示したロシアとウクライナの和平案に「いくつかの点で抜本的な変更を要求している」と述べた。詳細には言及しなかったが、ロシアとウクライナの最大の対立点である領土やウクライナの安全の保証を巡る項目での変更を指すとみられる。

 ウシャコフ氏は「将来の文書や運命を決定する困難な状況の調整が進められている」と指摘。米国はロシアの立場により理解を示すようになったと主張し、ロシア軍の前線での優位により2日の米ロ交渉が「有利な状況で行われた」と語った。