群馬県富岡市の妙義山で8日に発生した火災で、県は9日、自衛隊のヘリコプター3機と共に消火活動を続けた。9日午後時点で山中の約30ヘクタールが焼けたが、火の勢いは弱まってきているという。県が自衛隊に災害派遣を要請していた。家屋への延焼や人的被害は確認されていない。
山の麓付近では焼け焦げたにおいが充満。山の中腹など数カ所から白煙が上がり、ヘリが上空から散水する様子を住民らは心配そうに見つめた。近くに住む自営業の女性(72)は「火の粉が飛んでこないか不安」、別の主婦(41)は「早く消えることを祈る」と話した。
県によると、出火場所の付近には登山道があるが、民家はないという。
























