日米欧の主な大型ロケット
 日米欧の主な大型ロケット

 日本の人工衛星や探査機の輸送を24年にわたって担ったH2Aロケットが引退した。98%と高い成功率を誇った一方、国内外からの商業打ち上げの受注には苦戦した。後継のH3は国際競争力の強化が目標の一つ。低コストで高頻度の打ち上げが可能な米スペースXの再使用型ロケットが先導する衛星打ち上げ市場に食い込めるかどうかが課題だ。