地図大手ゼンリンが手がける有人離島のトレーディングカード
 地図大手ゼンリンが手がける有人離島のトレーディングカード

 地図大手ゼンリンが手がける有人離島のトレーディングカードがじわりと人気を集めている。7月に発売した第1弾は4カ月余りで約5万枚を販売し、12月に第2弾を売り出した。法人より低い、一般消費者の認知度を高める狙いがあり、担当者は「想定を超える反響だ。離島に興味を持つきっかけになればうれしい」と話す。

 第1弾は全国の有人離島から、北海道の礼文島や石川県の舳倉島、鹿児島県の馬毛島など70島を選び、第2弾として80島を追加した。2026年中に計304島の商品化を目指す。

 カード表面には、島名や地図、人口、面積などを記載。住民の生活環境が分かるよう、地図上に建物の分布や道路を描き込んだ。人口に応じて「レア度」を設け、人口100人以上は「コモン」、10人以上99人以下は「アンコモン」、9人以下は「レア」とした。

 裏面は島のシルエットを描き、島名当てクイズも楽しめる。企画した高橋圭佑さん(39)は「自由な発想で遊び方を考えて」と呼びかける。