フィギュアスケートのジョージア代表アナスタシア・グバノワ=3日、ロシア・サンクトペテルブルク(共同)
 フィギュアスケートのジョージア代表アナスタシア・グバノワ=3日、ロシア・サンクトペテルブルク(共同)

 ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートのジョージア代表アナスタシア・グバノワ(23)が5年前、同国籍を取得して強豪国ロシアから移籍したのは、国際大会で高みを目指すためだった。だが北京五輪に出場した直後、母国はウクライナに侵攻。ロシア勢は国際大会から排除され、他国代表となったグバノワは一部で「逃亡者」と批判された。「困難があっても独自の道を進む」と競技への決意を語る。

 ロシアの五輪メダリストのシェルバコワ、トルソワと同世代。代表争いは熾烈だった。侵攻前の2020年ごろ、育成体制が発展途上で多くのロシア選手を迎えるジョージアからの誘いに二つ返事で応じ、ジョージア国籍を取得。「結果を出すために迷いはなかった」。現在もロシアのサンクトペテルブルクを拠点とする。

 重圧に苦しんだという北京では10位だったが、昨年の五輪最終予選では準優勝を果たした。2度目の五輪を控え、今年で引退する可能性も示唆する。「ジョージアに恥じない美しい滑りを極めたい。人々を喜ばせたい」。覚悟を持って氷上に臨む。(サンクトペテルブルク共同)