記者会見する拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(左から2人目)ら=15日午後、東京都港区
 記者会見する拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(左から2人目)ら=15日午後、東京都港区

 北朝鮮による拉致被害者家族会と支援団体「救う会」は15日、東京都内で合同会議を開き、今後の運動方針を取りまとめた。親世代の存命中に全拉致被害者の即時一括帰国を実現するよう求める従来方針を確認。今後帰国した被害者に、未帰国の被害者の消息を聞き取ることでも一致した。

 昨年2月に有本恵子さん=失踪当時(23)=の父明弘さんが96歳で亡くなり、会議冒頭に黙とう。家族会では、横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(90)が唯一の親世代となった。

 めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さん(57)は会議後の記者会見で「残された時間は極めて少ない」と訴えた。また「昨夜、姉が帰ってくる夢を見た」と明かし、「正夢であれば」と話した。

 運動方針では、帰国した被害者に秘密を聞き出して「反北朝鮮活動」をしないとした方針に、全員の帰国が実現したかどうかを判断するため「被害者の消息聞き取りを除き」と例外を加えた。

 早紀江さんは解決に向けて「高市早苗首相には本当に頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。