イラクの油田地帯=9日、バスラ(ロイター=共同)
 イラクの油田地帯=9日、バスラ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅続伸した。指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しの終値は前日比8・48ドル高の1バレル=95・73ドル。終値としては約3年半ぶりの高値を付けた。中東情勢の悪化に伴い、供給混乱が長期化することへの警戒感が広がった。

 イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖を継続する姿勢を示したほか、産油国イラク南部の海域で原油タンカー2隻が攻撃されたと伝わった。ロイター通信によると、イランは中東の石油関連施設や輸送インフラへの攻撃を強めているとされ、紛争拡大が原油供給に影響するとの懸念が強まっている。

 こうした中、ライト米エネルギー長官は12日、米CNBCテレビのインタビューで、ホルムズ海峡で米軍による船舶護衛について今月末までに体制が整うとの見通しを示した。

 国際エネルギー機関(IEA)はイランなどによる戦闘に伴う供給混乱について、世界の原油市場で最大級の規模になる可能性があると指摘。