北海道砂川市の要請でヒグマを駆除して猟銃の所持許可が取り消され、処分は不当だと訴え3月の最高裁判決で逆転勝訴した道猟友会砂川支部長池上治男さん(77)の代理人弁護士は15日までに、返還を求めていた猟銃2丁のうち1丁を札幌地検が廃棄していたと明らかにした。
代理人弁護士によると、同地検から14日、証拠物として一時保管したライフル銃1丁について、池上さんから所有権放棄書を受領したため適正に廃棄した、との説明があったという。廃棄された猟銃は、2018年のヒグマ駆除の際に使われたものだった。別の1丁は既に返還されている。
池上さんは取材に「納得がいかない」と説明。同地検は廃棄した経緯について「回答は差し控える」としている。
池上さんは18年8月、ライフル銃でヒグマ1頭を駆除。道公安委員会は19年、この際の発砲で、住宅に弾丸が届く恐れがあったとして所持許可を取り消した。最高裁判決を受け、道公安委は今月9日、池上さんに謝罪し、別の猟銃1丁を返還していた。
























