【パリ共同】経済協力開発機構(OECD)は4日公表した最新の「鉄鋼見通し」で、過剰生産能力が2028年にかけて拡大し、過去最悪の水準に迫ると予測した。中国やインドが能力を増強し、安価な製品が世界で流通。現在の状況が続けば「鉄鋼産業の存続や、各国の経済安全保障が損なわれる」と警告した。
需要を上回る生産能力の余剰分は28年時点で7億4500万トンに達すると見込む。過剰生産能力は中国に集中し、25年時点では中国の比率が約半分に達した。中国メーカーは内需の停滞を乗り越えるため、国外への輸出を増やした。中国からの輸出量は25年に1億3100万トンと、19年比で倍増した。























