宮城県南三陸町周辺の山に設けられた小屋から飛び立つニホンイヌワシ=18日(南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会提供)
 宮城県南三陸町周辺の山に設けられた小屋から飛び立つニホンイヌワシ=18日(南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会提供)

 宮城県南三陸町周辺で野生復帰を目指す、国の天然記念物で絶滅危惧種のニホンイヌワシ1羽の放鳥が18日、確認された。復帰プロジェクトの関係者が明らかにした。動物園で飼育されたヒナを放つ全国初の取り組みで、今後は衛星利用測位システム(GPS)機器などを使って、モニタリングを続ける。

 野生復帰に向けたプロジェクトは、産学官民で構成する「南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会」が進めてきた。

 今回放たれたのは、多摩動物公園(東京都日野市)から譲り受けた雌1羽。近くの山に設けた専用の小屋で、人慣れしないように姿を見せずに給餌して飼育してきた。