ベルリンで開かれた航空見本市で展示された無人機「ユーロドローン」=2022年6月(ゲッティ=共同)
 ベルリンで開かれた航空見本市で展示された無人機「ユーロドローン」=2022年6月(ゲッティ=共同)

 【ブリュッセル、東京共同】川崎重工業と欧州航空機大手エアバスは26日、防衛用ドローン(無人機)の開発で提携すると発表した。エアバスなどが手がける無人機「ユーロドローン」に、川重が得意とする対潜水艦無人機の監視システムなどを搭載する。共同で機体を開発し、海上自衛隊向けに提案する方向だ。

 川重はエアバス側と協業に向けた覚書を結んだ。エアバスによると、ユーロドローンは滞空時間が長く、空中での情報収集などに優れている。川重が海自に納入している哨戒機と組み合わせれば、効率的な運用につながるとみる。

 川重は哨戒機のほか、海自向けに潜水艦も製造しており、海中にいる潜水艦を探知するための技術を生かせる可能性がある。

 ロシアによるウクライナ侵攻や、米国・イスラエルとイランとの間の戦闘では、大量のドローンが投入されている。日本政府も年末に改定する安全保障関連3文書で、防衛力強化に向けて無人機活用を明記する方針だ。国内防衛最大手の三菱重工も開発に注力する考えを示している。