再現実験で発火したモバイルバッテリー(NITE提供)
 再現実験で発火したモバイルバッテリー(NITE提供)

 モバイルバッテリーやスマートフォンなどに使われるリチウムイオン電池の発火が相次ぐ中、製品評価技術基盤機構(NITE)は8月に事故発生のピークを迎える傾向があるとして、注意を呼びかけている。高温にさらされると発火リスクが高まるためで、車内に放置したものが破裂し引火したケースなどがあったという。

 NITEが2021~25年に把握したリチウムイオン電池に関する事故2140件を分析したところ、最多は8月の275件だった。その他も7月(250件)、6月(241件)、9月(207件)と気温の高まる時期が上位を占めた。

 事故の多くはモバイルバッテリーで、滋賀県では24年、駐車中の車内に置いていたものが破裂し、噴出したガスに引火した。同年に大阪府では、10代男性が自転車で走行中、かばんに入れていたバッテリーが発火した。

 NITEは注意するポイントとして(1)購入前に販売事業者やリコール情報を確認する(2)高温になる場所では使わず、衝撃を与えない(3)廃棄時はメーカーや自治体の回収方法をよく調べる-を挙げた。