特殊詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警たつの署は、太子町鵤の太子郵便局の局員、阿山晴彦さん(46)と木村美由紀さん(55)に署長感謝状を贈呈した。
同署などによると、5月27日午前、同町内の70代女性が郵便局を訪れ、ATMで現金50万円を引き出した。「高齢の方は出金と通帳記入を併せてする人が多いのに、女性はカードで大金を引き出しており、不審に感じた」と木村さん。声をかけると女性は「東京の検事からお金がいると言われた」「カードで出金するよう指示された」などと話した。すぐ阿山さんと協力し、同署に通報したという。
阿山さんは署員が到着するまでの間、女性から出金に至った経緯を聞いた。同月21日、女性宅に東京の警察官を名乗る人物から電話があり、「犯罪に関与している」などと告げられたという。数日後には検事を名乗る電話があり、現金を引き出すよう指示された。阿山さんが話を聞いているさなかにも、女性の携帯電話には不審な人物からの着信があった。電話に出ないように促したという。
今年1~5月末時点の同署管内の特殊詐欺被害件数は19件。前年同期と同数だが、被害額は1億円以上増加している。
感謝状を受け取った2人は「お客さまの大切な資産を守るためにも、注意深く業務に当たりたい」と話した。(西竹唯太朗)
























