山手線の車両の検査や整備を担うJR東日本東京総合車両ベース(東京都品川区)で育てたホップを使ったクラフトビールが完成した。普段は車両のメンテナンスなどに従事している社員が飲食店などさまざまな業種の人々の協力を得て開発を進めた。担当者は「多くの人と交流し、鉄道の仕事に興味を持ってもらうきっかけにしたい」と意気込む。
同所は、1915年から稼働する旧国鉄大井工場が前身。大井町駅に隣接しており、現在は首都圏を走る在来線車両のメンテナンスを受け持つ。
商品開発のきっかけは社内環境改善の取り組みで、社員の発案で何か面白いことができないかと、担当者数人で2024年秋から検討を進めてきた。ホップは敷地の建物の屋上で栽培し、通常業務の合間に社員が手入れをしている。一度ホップを収穫し、ビールの醸造を手がける地元の飲食店と協議を重ねた。
商品名は英語で出発を意味する「ディパーチャー」。イベントや大井町駅構内のコンビニなどで販売した。今後もホップの栽培を続け、新たな製品化も検討する。
























