千葉県を襲った豪雨により、千葉市の一部のマンションでは地下の電気設備が浸水して停電が続く。復旧まで1カ月以上との見通しを示すところもあり、住民の不便な生活は長期化する恐れがある。想定外の被害に市も対応を検討。業界関係者は「ハザードマップなどで浸水エリアを把握し、もしもの時に備えるべきだ」と訴える。
「エレベーター動きます。水、駐車場はまだです」。千葉市中央区のマンション入り口に21日、手書きの張り紙が貼られていた。停電で給水設備が稼働せず、断水が1週間以上継続。住民の男性(61)は浴槽にためた水を少しずつ使ってしのいできたといい「水が出れば普通の生活に戻れる」と復旧を待ち望んだ。
千葉市によると、停電は10棟余りで発生。階段の上り下りが大変な高齢者もいる。神谷俊一市長は、一戸建ての損壊と異なり「建物が残っていても機能不全になっている。従来の災害とは違う状況で、罹災証明が想定されていない」と説明。ホテルや民間住宅の借り上げ、市営住宅の提供といった支援ができるか検討を進めている。
























