ボランティアにかき氷を振る舞う企画に参加した浦本晴美さん(右端)と宇土市の住民=8月、熊本県宇土市
 ボランティアにかき氷を振る舞う企画に参加した浦本晴美さん(右端)と宇土市の住民=8月、熊本県宇土市

 熊本地震の被災地は、9月に入っても厳しい暑さに終わりが見えない。そんな中、熊本県宇土市の住民らが、県内外から訪れる災害ボランティアにかき氷を振る舞っている。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の市民団体から、支援金が届いたのをきっかけに始めた。宇土市災害ボランティアセンター前で正午前後の2時間、提供を続ける予定だ。

 8月17日、午前中の作業を終えたボランティアは「冷たくて癒やされる」「暑いんで助かる」と汗を拭い、かき氷を口に運んだ。愛知県岡崎市の自営業土赤光宏さん(70)は「甘さが心に染みておいしい。午後からも元気よく頑張れる」と笑顔だった。

 企画した宇土市議の浦本晴美さん(61)は、3年前に防災を学ぶ取り組みで南三陸を訪問。津波被害を教訓に、避難を促すメッセージをあしらった風呂敷を広める市民団体「南三陸椿くらぶ」の活動に賛同するなど、交流を続けてきた。「被災地から被災地へ、思いやりを循環させていけたら」と話している。