全国企業倒産件数の推移
 全国企業倒産件数の推移

 東京商工リサーチが8日発表した全国の8月の企業倒産(負債額1千万円以上)は前年同月比3・1%増の830件で、3カ月連続の増加となった。人手不足や物価高が経営を圧迫している。負債総額は26・5%増の1447億円だった。

 要因別で見ると人手不足関連が32件で、うち人件費高騰は18件だった。東京商工リサーチの担当者は「人手確保のために無理な賃上げをする企業が増えており、資金繰りが悪化している」と指摘した。物価高による倒産は50件。円安基調が続き、輸入する原材料などの上昇が重荷となっている。

 産業別では、建設業、小売業、情報通信業など5産業が前年水準を上回った。建設業は資材高騰や職人不足の影響で、4・0%増だった。