兵庫県三木市の結婚希望者を相談や催しを通じて支援する市の「みきで愛(出会い)サポートセンター」事業で、カップル42組を成婚に導いた「婚活マスター」の近藤キシ子さん(86)=同県三木市緑が丘町西2=が7月、12年間務めたサポート部会(お見合い部門)の部会長を退任した。市から感謝状を贈られた近藤さんは「楽しかったし、自分が成長できた」と満面の笑みを浮かべた。(小西隆久)
近藤さんは市議時代、まちの課題として少子化に取り組んだ。さらに2組のお見合いを取り持った経験から、2008年に開設された同サポートセンターのサポーターになった。
多いときで男女約30人を担当。「担当したら報告、連絡、相談を約束してもらうの。連絡してきたらとにかく褒める。そうすればまた連絡してくるから」と近藤さん。思ってもいなかった2人が結婚し、子どもを見せに来てくれるのが「すごくうれしい」といい、スマートフォンは「孫」の写真でいっぱいだという。
結婚したがらない若者らが増えている現状については「家と会社の往復で出会いがない。それで諦めてしまっている人も多い」といい「子どものかわいさを知らないのはかわいそう。だから、とにかくかわいいわよって話すの」と力を込める。
出会ってもなかなか進展しなかったり、関係が続かなかったりする人については「家に帰っても部屋にこもってスマホでしょ。それじゃ対話力が育たない」と手厳しい。一対一が「経験上、一番効率がいい」と振り返り「とにかく会って話すことが大事」という。
やり残したことを問われると「ないわね。いつも『今しかない』と思って動いているから」とあっさり。「振り返っても楽しかったことばかり。まだまだやれるかしらね」と、今後もサポーターを続けながら後進を育成する。























