北海道京極町の農業法人「MTアグリ」の農場で特定技能の在留資格で働いていたミャンマー国籍の男女6人が、農場関係者から暴行やセクハラを受けたと訴えている問題で、支援する札幌地域労働組合は9日、札幌市で同法人と初の団体交渉を実施した。労組によると、法人側はセクハラについて「肩を指でつついたが、胸や尻は触っていない」と否定した。暴行に関しては明確な説明はなかった。

 労組によると、この農場関係者は、農場を実質的に経営する京極町議の男性とその息子の2人。6人のうち20代男性は8月、傷害や暴行の疑いで2人を刑事告訴した。交渉後、法人側は報道陣の問いかけに応じず無言で立ち去った。町議ら2人は姿を見せなかった。

 労組は9日の交渉で、仕事のミスを理由に徴収された罰金や未払い賃金もあるとし、これらは法人側が支払う形で合意した。次回交渉では暴行の事実確認をする方針。

 同法人を巡っては、別のミャンマー人男性も7日に都内で記者会見し、殴られるなどの被害を受けたと訴えている。