大阪地検は9日、大阪・関西万博会場のシンボル「大屋根リング」の関連工事費を下請け業者に1300万円超水増し請求させたとして背任罪で、竹中工務店(大阪市)の元総括作業所長河井辰巳容疑者(61)=奈良市=を起訴した。

 起訴状によると、昨年2~6月、下請け業者の代表と共謀し、同じ業者に請け負わせていた自宅改修工事などの代金支払いに充てるため、約1363万円を水増しした計約2779万円を竹中工務店から業者に振り込ませ、竹中に損害を与えたとしている。

 竹中工務店が入る共同企業体(JV)は、リング西側部分約700メートルの工事などを含む西工区を約175億円で落札。今年5月時点で契約は約350億円に増額していた。