米インディアナ州にある火力発電所の冷却塔=14日(ゲッティ=共同)
 米インディアナ州にある火力発電所の冷却塔=14日(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権は14日、火力発電所に対する温室効果ガスの排出規制撤廃を正式に発表した。南部テキサス州ヒューストンで開かれた20カ国・地域(G20)エネルギー相会合に合わせて明らかにした。世界2位の温室ガス排出国である米国の規制撤廃により、温暖化防止に向けた国際目標の実現が一層難しくなりそうだ。

 米政権は昨年6月に排出規制撤廃方針を発表していた。環境保護団体は訴訟を起こす方針で、法廷闘争が続くとみられる。

 規制撤廃対象は新設の天然ガス火力発電所や既存の石炭火力発電所。AI普及に伴う電力需要増加への対応のほか、電気料金値下げを有権者にアピールする狙いもあるとみられる。