国立科学博物館は15日、次世代に引き継ぐべき「重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)」に、ロボットスーツ「HAL-3」や高真空ステンレス製魔法瓶、自動車のハンドル操作を軽くする世界初の電動パワーステアリングなど、新たに計13件を選んだと発表した。登録件数は計408件になった。
HAL-3は筑波大サイバニクス研究室が2001年に製作。脳から筋肉へ伝わる電気信号をセンサーで読み取り、装着者の動きを助けるロボットスーツの試作3号機で、小型化を実現して屋外での使用を可能にした。身体機能を拡張するという新しい概念の医療機器の実用化に道を開いた。
日本酸素(現日本酸素ホールディングス)のステンレス製魔法瓶「アクト・ステンレスポット」は、割れない魔法瓶として1978年に発売された。これをきっかけに各社が市場に参入。マイボトルが浸透する先駆けになった。
未来技術遺産は科学技術全般が対象で、日本の独自性を示す物や、国際的な地位の向上に貢献した技術が選ばれる。今月29日~10月18日、東京・上野の科学博物館でパネル展が開かれる。























