2019年に火災で焼失し再建中の首里城(那覇市)で、内閣府や沖縄県は17日、漆の塗装作業が完了した正殿やその左右にある両廊下を報道陣に公開した。11月23日に始まる正殿内部の一般公開に向け、準備が着々と進んでいる。

 塗装した那覇市の漆職人島袋郁弥さん(28)は取材に「沖縄のシンボルを塗っているという意識を持ちながら、日を重ねるごとに首里城への思いを強くした」と語った。

 火災は19年10月31日に発生し、正殿を含む7棟が全焼した。正殿の再建工事は22年に始まった。首里城跡を含む「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」は00年12月、世界文化遺産に登録された。