最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は、国による生活保護費の基準額引き下げは違法だとして、受給者らが自治体に減額処分取り消しを求めるなどした北海道、埼玉、京都、広島、福岡の5訴訟で、上告を退ける決定をした。いずれも16日付。処分を取り消し、受給者勝訴とした各二審判決が確定した。
最高裁は2025年6月、同種訴訟の判決で、厚生労働省が引き下げの根拠とした物価下落を反映する「デフレ調整」に関し「裁量の範囲の逸脱、乱用があった」として引き下げを違法と認め、処分を取り消した。
各二審判決はこの最高裁判決以前のもので、デフレ調整の違法性を指摘するなどしていた。
国は13~15年、総額約670億円を削減した。























