東京都心でオフィスの需給が逼迫し、直近の民間調査で空室率は1%台後半とコロナ禍後の最低水準となった。空室率はコロナで在宅勤務が普及し一時上昇していたが、企業が対面でのやりとりを改めて重視し、出社勤務に回帰する動きが拡大。業績が好調な企業もオフィスの拡張意欲が高まっている。建築費上昇による再開発延期に伴いオフィスの供給は遅れ気味で、空室が限られる状況は続きそうだ。
オフィス仲介の三鬼商事によると、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率は8月時点で1・87%だった。コロナ禍前の2019年12月は1・55%だったが、在宅勤務が広がって22年8月には6・49%に上昇した。今年8月は名古屋が3・55%、大阪は3・10%、福岡は4・81%で、年初と比べおおむね低下傾向にある。
空室率5%が貸し手、借り手ともに有利にならず、需給のバランスが取れているとされる。
足元でも在宅勤務を見直す動きは目立つ。LINEヤフーは4月、東京都港区赤坂にオフィスを開設し、原則週1回か月1回だった出社の頻度を週3回に改めた。























