4日、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督の就任披露コンサート後、取材に応じる山田和樹さん=ベルリン(共同)
 4日、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督の就任披露コンサート後、取材に応じる山田和樹さん=ベルリン(共同)

 【ベルリン共同】ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に先月就いた山田和樹さん(47)が4日、ベルリンのホールで就任披露コンサートに臨んだ。躍動するような指揮で力強い演奏を引き出し、聴衆が大きな拍手と歓声を送った。

 同交響楽団は1946年に旧西ベルリンの米軍占領地区放送局の楽団として創設された歴史があり、ベルリンを代表するオーケストラの一つ。山田さんはコンサート後に「これから(この楽団との)コンビが始まるんだという私の気持ちを皆さんがくみ取ってくれた。自分は世界一幸せな指揮者だ」と語った。

 山田さんが指揮し、ドイツ人の父と日本人の母を持つアリス紗良・オットさん(38)のピアノでノルウェーの作曲家グリーグの「ピアノ協奏曲イ短調」を演奏。このほかフランスの作曲家ドビュッシーの交響詩「海」などを披露した。

 山田さんは神奈川県出身で、2009年にブザンソン国際若手指揮者コンクールで優勝。25年に世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のベルリン開催の定期公演でデビューした。