【ローマ共同】イタリア中部トスカーナ州の世界的に有名なワイナリー「アンティノリ」の施設から高級ワイン約3万本が盗まれた。被害額は約500万ユーロ(約8億8600万円)に上り、コリエレ・デラ・セラ紙は9日、イタリアのワイン業界で過去最大の窃盗被害と伝えた。
事件は4日夜に発生した。少なくとも7人の窃盗団が、2台のトラックで同州コルトーナの保管施設に侵入し、国外発送の準備が整えられていたワインケースを盗み出した。警報装置や監視カメラは作動しないようにされており、翌5日朝に被害が判明した。
アンティノリは1385年創業。狙われたのは看板商品の「ソライア」など1本約120~300ユーロのワインで、当たり年の2023年物だった。捜査当局は、ワインの知識や施設の内部事情に通じたグループの犯行とみて行方を追っている。
アンティノリは世界の顧客に対し、非公式ルートの販売は盗難品の可能性があると警告した。
報道によると、イタリア国内ではワイナリーを狙った窃盗事件が相次いでいた。
























