探査機MMXのイメージ。右の天体が火星、左が衛星のフォボス(JAXA提供)
 探査機MMXのイメージ。右の天体が火星、左が衛星のフォボス(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日午前4時40分ごろ、火星衛星探査計画「MMX」の探査機を搭載したH3ロケット10号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。MMXは日本主導の国際共同探査で、火星の衛星フォボスから砂などの試料を採取し、2031年7月に地球に帰還予定。成功すれば、世界初の火星圏からのサンプルリターン(試料持ち帰り)となる。

 2段式の大型液体燃料ロケットH3は日本の主力ロケットで、JAXAと三菱重工業が共同開発した。10号機は主エンジン2基と補助ロケット4本の「2-4形態」で、探査機を守る上部のカバーには「ロングフェアリング」という長いタイプを初使用した。