25日投開票の福島県知事選で、選挙管理委員会がクマの出没に警戒を強めている。県内では今年、人を襲う被害が複数発生。目撃情報も相次ぐ。有権者の安全を確保するため、投票所に爆竹やクマよけの鈴を準備し、投票の締め切り時間を繰り上げるなど対策に知恵を絞る。
郡山市選管はクマ対策の備品として、爆竹とクマ鈴を初めて投票所に用意する。職員が黙々と仕事をこなす部屋の片隅で「迫力の爆音!!」と黄と赤で書かれた爆竹のパッケージが存在感を示す。
投票所144カ所のうち、出没情報が寄せられた地区にある47カ所に置く計画。職員が鈴を持って周辺を警戒するほか、目撃情報があれば投票管理者と相談して爆竹を鳴らし、付近にクマを寄せ付けないようにする構えだ。
福島市選管は、全ての投票所で閉鎖を2時間早め午後6時にすると決めた。さらに早朝や夕方を避け、明るい時間帯の投票を呼びかける。投票所に通常より職員を1人多く配置し注意を払う。
選管の担当者は「暗くなるとクマの行動範囲が広がり、遭遇する可能性が高まる。有権者の安全を最優先にした」と話す。
























