2021年に当時九州大農学部に在籍していた学生が交流サイト(SNS)に投稿した動画が、世界でも珍しいハチの国内初確認につながった。九大研究チームが、この投稿に加えて、各地から集まった資料を精査して生息を確認。投稿した野口奨悟さん(28)=九大大学院生=は「気分転換がてら撮影したものが、新発見につながるなんて驚き」と話した。
野口さんは21年4月、専門とするクモ観察のため訪れた九大伊都キャンパス(福岡市)内の林で、カマキリの卵のうに止まるハチを見つけた。種類などが分からず、専門家に意見をもらおうと動画をSNSに投稿した。
同大総合研究博物館の河野太祐協力研究員が投稿に興味を持ち、特定のため、SNSでさらなる情報提供を呼びかけた。その結果、神奈川県で撮影された同じ種類のハチの画像がSNSを通じて提供されたり、福岡市で採取された標本が寄せられたりした。
これらを調べたところ、日本では未確認だったナガコバチ科の「ユーペルムス・カーバトール」と判明。これまで、中国で1例しか記録がなかった。
























