インドネシア各地で森林火災が続発し、今年1~9月に四国4県ほどの面積が焼失したと推定されている。野焼きの延焼が相次ぐ中、エルニーニョ現象により雨期の到来が遅れ、政府は被害の拡大を警戒する。大気汚染で呼吸器疾患が深刻化し、煙害はマレーシアやシンガポールにも及んでいる。
火災はカリマンタン島やスマトラ島で発生。森林火災の独立系監視サイト、ヌサンタラ・アトラスは衛星画像を解析し、約1万9千平方キロが焼けたと分析する。統計のある2019年以降、最悪だった同年の年間計約2万6千平方キロを上回るペースだという。
インドネシアでは、伐採するよりも安価に開墾できる野焼きが後を絶たず、ラジャ林業相は今月17日「土地火災の99%は人が原因だ」として、野焼きをやめるべきだと指摘した。
煙害は周辺国に波及している。シンガポールメディアによると、同国では今月、大気汚染指数が10日以上連続で「不健康」または「非常に不健康」な値を記録。街が煙に覆われ、政府は高齢者らにマスクを配布した。マレーシアでは一部で学校が休校した。
























