【パリ共同】フランス各地で発生したデモに伴う大規模暴動を巡り、教育環境の改善を求め抗議運動を呼びかける高校生団体の一つ「レ・リセアン!」のピエール・スルザ代表(17)は22日、共同通信のオンライン取材に応じ「暴力で要求の信頼性が損なわれる」として暴動を非難した。「襲撃や略奪をするのはデモとは関係のない人々だ」と訴えた。
スルザ氏が通う南部トゥールーズの高校では、学校封鎖中に覆面集団が突然現れ、校門を破壊した。その映像が報じられ「高校生が破壊している」と誤解されたとスルザ氏は振り返った。
一方で「警察が抗議運動の高校生を抑圧すれば、高校生には警察を挑発しようという意思が働く」として警察を批判。「暴力は暴力を呼ぶ」と主張した。政府によるデモ規制については「容認できない」と一蹴した。
「レ・リセアン!」は、教員不足の解消や老朽化した校舎の改修、選抜過程が不透明な大学入学選抜制度の改革を要求。これまでにジェフレ教育相らと会談してきたが、スルザ氏は「要求に見合う具体的な回答はない」として運動を続ける考えを示した。























