第2次トランプ政権の消費者物価の推移
 第2次トランプ政権の消費者物価の推移

 【ワシントン共同】トランプ米政権は、3日投開票の中間選挙で最大の争点となった物価高で、苦戦を強いられてきた。政権発足直前と比べ、消費者物価は7%近く上昇。高関税に加え、イランとの戦闘に伴うエネルギー価格の高騰も家計を圧迫し、政権の「目玉政策」が裏目に出た。政権の政策運営に対する労働者の批判は強く、与党共和党に逆風が吹く。

 消費者物価は2025年1月の第2次トランプ政権発足後、トランプ関税の影響で上昇。26年2月末に米国とイスラエルがイランを攻撃すると、さらに伸びが加速した。直近9月の消費者物価は、政権発足直前の24年12月と比べ6・8%上昇となった。

 特に、車社会の米国で物価の負担感を左右するガソリン価格は40%超上がった。ブラウン大の推計では、1世帯当たりのガソリンと軽油への追加負担額は計1150ドル(約18万円)に上る。

 賃金の上昇は、物価の伸びに十分に追いついているとは言えない。物価変動の影響を差し引いた実質賃金は今年4月から6カ月連続で前年水準を下回った。