年間約50頭しか生産されず、幻の牛と呼ばれる高知県大川村の「大川黒牛」を求め、毎年チケットの争奪戦となるグルメイベント「大川村謝肉祭」が3日、村の広場で開かれた。今年も村人口の4倍以上の約1500人が訪れ、バーベキューで自慢の肉を堪能した。
大川黒牛と土佐はちきん地鶏が1人につき300グラムずつ用意。参加者たちは標高約800メートルの山あいに並んだテントの下で炭火焼きし、飲み放題の地酒と共に貴重な肉の味をかみしめた。職場仲間と参加した同県土佐町の自営業谷光哲さん(45)は「さっぱりしていて最高においしい。満腹です」と笑みがこぼれた。
例年、前売りチケットの受け付けから1時間以内に定員に達する人気ぶり。値上げで大人7500円となった今年もすぐに完売した。
村の人口は10月1日時点で335人。かつては鉱山で栄えたが、1972年に閉山。当時の村の中心部はその後、早明浦ダムの底に沈んだ。謝肉祭は地域活性化や文化継承を目的に83年に始まり、今回で43回目となった。























