「フォークの殿堂」「ロックの聖地」として長く愛されてきた東京・日比谷公園大音楽堂(野音)の建て替え工事が始まるのを前に、現在の施設で最後となる公演を人気ロックバンド「エレファントカシマシ」が担当することが発表された。エレカシのライブ「日比谷野音 The Final 俺たちの野音」は9月28日に開かれ、全国18の映画館でライブビューイングに加え、オンライン配信も行われる。
エレカシは1990年に初めてライブを行って以来、野音で最多となる41公演を開いてきた。
野音に別れを告げる一連のライブは、9月21日に南こうせつが小室等らと「東京フォークジャンボリー」を開き、27日にはギタリストのCharもライブを開催する。23日には舞台裏や楽屋などを無料開放する「オープンデー」も行われる。
野音は1923年開設。現在の施設は83年完成の3代目で、老朽化のため今年10月から使用が中止され、解体される。建て替え工事では屋根の設置やバックヤードの充実、バリアフリー化が図られるという。