シリアを巡る状況(ダマスカス、イドリブ、アレッポ)
 シリアを巡る状況(ダマスカス、イドリブ、アレッポ)

 アサド独裁政権が反体制派の電撃的な攻勢で一気に崩壊したシリアには、数々の難題が待ち構えている。2011年以降、内戦が続いた国内は過激派を含む複数勢力が入り乱れ分断状態。トルコなど各国の思惑も交錯する。国外に逃れた多くの難民の帰還や、荒廃した国土の再建も容易でない。政権移譲を巡る混乱も懸念され、前途多難だ。