シリアでの活動を報告する佐々木美和さん(左)と岩村義雄さん=神戸市役所
シリアでの活動を報告する佐々木美和さん(左)と岩村義雄さん=神戸市役所

 アサド独裁政権が崩壊したシリアで昨年12月末~今年1月初旬、一般社団法人「神戸国際支縁機構」(神戸市垂水区)が復興ボランティアに携わった。長年の内戦による爆撃、銃撃で傷ついた街の景観回復を手伝う中で、「二度と分断、排除のない国になるように願い、実践する若者らの姿が目立った」という。(井上太郎)

 代表の岩村義雄さん(76)と事務局長の佐々木美和さん(32)の2人が、昨年12月30日~今年1月3日の5日間、主にシリア北部のアレッポ市に滞在。同法人はアレッポで2018年に孤児の支援施設を建設しており、トルコ・シリア大地震後の23年8月以来の訪問になった。帰国後の1月下旬、神戸市役所で活動報告を行った。

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