冬季アジア大会で銅メダルを獲得した吉田陽菜(右)と金メダルの金采衍(中央)、銀メダルの坂本花織(左)=2025年2月13日、ハルビン
 冬季アジア大会で銅メダルを獲得した吉田陽菜(右)と金メダルの金采衍(中央)、銀メダルの坂本花織(左)=2025年2月13日、ハルビン

 京都駅から快速電車で約15分のJR宇治駅を降り、バスに乗り換えて揺られること5分あまり。「白川峠」という名の停留所が近づくと、丘の上にぽつんと立つ大きな建物が目に飛び込んでくる。「木下アカデミー京都アイスアリーナ」。今やフィギュアスケートで国内の一大勢力となった「木下アカデミー」の練習拠点だ。女子で世界ジュニア選手権3連覇中の島田麻央(木下グループ)や、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪代表を目指す千葉百音、吉田陽菜(ともに木下アカデミー)らが日々、ここで滑りを磨く。「京都から世界へ、世界から京都へ」-。開業6年目を迎えた通年型スケートリンクが掲げるスローガンの通り、将来有望な選手が次々と国際舞台へ羽ばたいている。(共同通信=三村舞)