下平さんが医心館で上司から渡された訪問看護記録のひな形。記入方法として「実際の訪問時間の入力不要」とメモ書きがされていたという(画像の一部を加工しています)
 下平さんが医心館で上司から渡された訪問看護記録のひな形。記入方法として「実際の訪問時間の入力不要」とメモ書きがされていたという(画像の一部を加工しています)

 末期がんや難病の患者を専門的に受け入れる民間の有料老人ホームがここ数年、各地で増えている。「ホスピス型住宅」「ナーシングホーム」などと呼ばれるタイプだ。「病院から退院した後、行き場がない」「24時間スタッフがいてくれて安心」。そんなニーズに応え、「患者の家族も病院も助かっている」と言われる。