陸上の世界選手権東京大会の女子やり投げ予選を終え、涙ながらに引き揚げる北口榛花=9月19日、国立競技場
陸上の世界選手権東京大会の女子やり投げ予選を終え、涙ながらに引き揚げる北口榛花=9月19日、国立競技場

 「一生に一度」の舞台で悔しさを味わっても、芯の強さは変わらない。陸上女子やり投げで昨夏のパリ五輪覇者の北口榛花(27)=JAL=は、9月の世界選手権東京大会で予選落ち。6月に右肘に炎症が起き、何とか出場に間に合わせたが、その歩みには大きな不安が伴った。苦悩のシーズンを、五輪女王はどう戦ったか-。単独インタビューで迫った。(聞き手 共同通信・山本駿)